【競馬 ニュース】老(馬)体に鞭?まだまだ走るよ働くオジウマたち
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競走馬にとって、第2の馬生は様々です。
現役時代に活躍した牡馬は次世代に血を継承するため、種牡馬として第2の馬生を送ります。
また、牝馬は仔を産むために大半は繁殖牝馬として牧場に帰ります。
あと、運が良ければ誘導馬(見た目が重視されるため主に芦毛馬が多い)や乗馬クラブで乗馬となったり、功労馬として牧場で余生を暮らすなど。
しかし、これらは年間7千頭も生まれるサラブレッドの中でもほんの一握りです。
あとは、人間の欲のために……(これ以上は書けません)
そんな中、先日、中央競馬で活躍した中高齢馬が地方競馬に転厩するとの記事を見ました。
🐎ローズプリンスダム(煽8、父ロージズインメイ)
2017年レパードステークスGⅢの勝ち馬。
※サラブレッドオークションにて1,410千円で落札 移籍先未定。
🐎キングハート(牡9、父オレハマッテルゼ)
2018年オーシャンステークスGⅢの勝ち馬(10番人気で桜花賞馬レーヌミノル、スプリンターズステークス馬スノードラゴンなどのGⅠ馬を破りました)
※サラブレッドオークションにて1,510千円で落札 移籍先未定。
🐎ロードマイウェイ(牡6、父ジャスタウェイ)
2019年チャレンジカップGⅢの勝ち馬
※船橋競馬に移籍。
さて、この3頭のオジウマたちは、あくまでも一部で他にも良血馬フランツ(煽7、父はディープインパクトで母ロベルタ(父ブライアンズタイム)も登録抹消となりました。
そのフランツの母ロベルタには、半兄リンカーン(父サンデーサイレンス、2005年京都大賞典GⅡの勝ち馬で2006年天皇賞春ではディープインパクトの2着が記憶に新しい。種牡馬となっては、珍名馬で有名なオマワリサンを輩出しています)や全兄ヴィクトリー(2007年皐月賞馬、種牡馬としては今のところ、ほぼ実績なし)など重賞馬がズラリ。フランツにとっては、優秀な叔父を持つ血統背景です。今後は、地方競馬に移る可能性もありますが未定です。
何だか、せつないのぅ
おとんもまだまだ働かなあかんで!
ダービーが終わるとともに競馬界では新年度を迎え、新たな若駒のデビュー時期を迎えます。その分に比例して、あまり活躍ができなかった、これから先に活躍が見込めないと判断された中高齢馬たちが追い出される形となります。それぞれの厩舎には、馬房枠に限界がありますので致し方ありません。
そして、まだまだ走らなくてはならない使命あるオジウマたちは地方競馬に向かうのです。
上記、3頭を見ても分かる通り、重賞を勝った馬でさえ、中高齢になっても地方行きです。ましてや、良血馬でも関係ありません。そんな、厳しい競走馬たちの世界を目の当たりにした記事を見て少し悲しくなりました。それでも地方に移ったオジウマたちは再び感動を与えてくれるために一生懸命走ります。
そんなオジウマたちが走り続ける限り、微力ながらエールを送り続けたいですね。
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