高松宮記念(G1)過去の勝ち馬と騎手・過去のレース傾向【歴代勝ち馬一覧】
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高松宮記念(G1)の過去の勝ち馬と騎手
今では、春のスプリント王決定戦として定着しているが、元々は現在の3歳以上の競走馬による重賞競走として、1967年に『中京大賞典』と創設されたレースが高松宮記念の前身である。
その後、1970年に高松宮宣仁親王から優勝杯下賜を機に1971年より高松宮杯(1984年のグレード制導入に伴いG2に格付け)に改称。同年に新設された中京競馬場の芝2000mで”夏の中距離の名物競走”として新設された。
過去には、ハイセイコーやトウショウボーイなども優勝している。さらには、華麗なる一族との異名をとったイットーから娘のハギノトップレディ、息子のハギノカムイオーが母仔2代制覇を成し遂げている。
また、1988年オグリキャップ、1991年にダイタクヘリオス、1995年にはナイスネイチャといった歴代の名馬たちが優勝馬として名を連ねているのも同レースの人気ぶりを物語っている。
そして、JRAの短距離競走体系の見直しにより、同レースは現行の芝1200mに距離短縮を図り、第26回目の開催となる1996年からG1昇格とともに施行時期が5月に変更。その後、2000年から3月に移され、現在に至っている。
なお、勝ち馬の詳細は、当ブログ内の「名馬たちの記憶」「名牝たちの記憶」シリーズにて掲載した名馬・名牝たちを随時追加していきたい。
高松宮記念(1996~2000年)
※ここではG1に格上げされた1996年以降の勝ち馬を紹介する。
回 数 | 年 代 | 馬 名 | 騎 手 | 備 考 |
第26回 | 1996 | フラワーパーク | 田原 成貴騎手 | 三冠馬ナリタブライアン参戦も4着 |
第27回 | 1997 | シンコウキング | 岡部 幸雄騎手 | 前年覇者フラワーパークは8着 |
第28回 | 1998 | シンコウフォレスト | 四位 洋文騎手 | |
第29回 | 1999 | マサラッキ | 藤田 伸二騎手 | |
第30回 | 2000 | キングヘイロー | 柴田 善臣騎手 | 本馬は11度目のG1挑戦で悲願の初V |
高松宮記念(2001~2010年)
回 数 | 年 代 | 馬 名 | 騎 手 | 備 考 |
第31回 | 2001 | トロットスター | 蛯名 正義騎手 | |
第32回 | 2002 | ショウナンカンプ | 藤田 伸二騎手 | |
第33回 | 2003 | ビリーヴ | 安藤 勝己騎手 | 安藤勝己騎手JRA初のG1制覇 |
第34回 | 2004 | サニングデール | 福永 祐一騎手 | |
第35回 | 2005 | アドマイヤマックス | 武 豊騎手 | |
第36回 | 2006 | オレハマッテルゼ | 柴田 善臣騎手 | 珍名馬でお馴染みオーナー初のG1制覇 |
第37回 | 2007 | スズカフェニックス | 武 豊騎手 | SS産駒が3年連続で勝利 |
第38回 | 2008 | ファイングレイン | 幸 英明騎手 | |
第39回 | 2009 | ローレルゲレイロ | 藤田 伸二騎手 | 父キングヘイローと父仔2代制覇 |
第40回 | 2010 | キンシャサノキセキ | 四位 洋文騎手 |
高松宮記念(2011年~2020年)
回 数 | 年 代 | 馬 名 | 騎 手 | 備 考 |
第41回 | 2011 | キンシャサノキセキ | U.リスポリ騎手 | 本レース史上初の連覇達成 |
第42回 | 2012 | カレンチャン | 池添 謙一騎手 | |
第43回 | 2013 | ロードカナロア | 岩田 康誠騎手 | |
第44回 | 2014 | コパノリチャード | M.デムーロ騎手 | |
第45回 | 2015 | エアロヴェロシティ | Z.パートン騎手 | 香港スプリント勝ち馬の貫禄を見せる |
第46回 | 2016 | ビッグアーサー | 福永 祐一騎手 | |
第47回 | 2017 | セイウンコウセイ | 幸 英明騎手 | アドマイヤムーン産駒初のG1勝利 |
第48回 | 2018 | ファインニードル | 川田 将雅騎手 | レッツゴードンキ2年連続で2着 |
第49回 | 2019 | ミスターメロディ | 福永 祐一騎手 | |
第50回 | 2020 | モズスーパーフレア | 松若 風馬騎手 | 松若騎手は嬉しいG1初勝利 |
高松宮記念(2021~)
回 数 | 年 代 | 馬 名 | 騎 手 | 備 考 |
第51回 | 2021 | ダノンスマッシュ | 川田 将雅騎手 | |
第52回 | 2022 | ナランフレグ | 丸田 恭介騎手 | デビュー16年目、丸田騎手が涙のG1初勝利 |
第53回 | 2023 | ファストフォース | 団野 大成騎手 | 団野騎手、西村厩舎ともにG1初制覇 |
※随時更新
過去のレース傾向(2012~2023年)
1番人気は(2-1-3-6)と連対率25%、複勝率50%と少し信頼に欠ける。一方で2番人気は(3-5-0-4)とハイアベレージとなっている。また、3番人気は(2-2-3-5)と連対率、複勝率も1番人気を上回っている。
過去12年で1~3番人気が馬券圏外に沈んだのは2022年だけで、1~3番人気のうち2頭が馬券圏内を占めたのは7回と半数以上。そのため、上位人気馬には逆らわず馬券を組み立てるべきだと思われる。
また、主力のステップレースに関しては、シルクロードS(G3)組が(5-3-2)、阪急杯(G3)組が(3-3-3)と続き、オーシャンS(G3)組の(1-3-4)となっている。
よって、過去12年の3着以内36頭中27頭が、この3つのいずれかを前哨戦としていることが分かる。ただし、オーシャンS組は、2017年以降(0-1-2)となっており、近年は好走が少ないことも注意が必要。
まとめると、上位人気馬で前走が上記の3ステップレースだった馬を中心に馬券を組み立てるのが無難だと考えられる。
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