日本歴代最強馬 希少価値!現存するナリタブライアンの孫たち
漆黒の馬体が、この世を去って二十四星霜――今でも私が愛して続け、そして、日本競馬歴代最強馬と信じ続けるシャドールの怪物。
ナリタブライアンは平成最初の三冠馬であり、日本競馬史上5頭目の三冠馬でもあります。
そんなナリタブライアンは現役引退後、腸捻転による胃破裂のため僅か8歳の若さでこの世を去ります。残された2世代の産駒は150頭余り。大した活躍馬を輩出することができず、今や血統表に馬名が刻まれていることすら希少となってしまいました。

残念ですが、産駒に重賞勝ち馬はいません。



後継種牡馬もいないですね。
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それでも母系から繋がる孫、曾孫世代が走り続け、現在もナリタブライアンの血を繋いでくれています。
今日は、そんな日本歴代最強馬ナリタブライアンの血を受け継ぎ現役競走馬として走っている仔たちを紹介したいと思います。そして、競馬場などで見かけたら応援して頂けると嬉しい限りです。
まず、ナリタブライアンが母の父にあたる現役の孫たちは現在6頭。それでは1頭ずつ紹介しますね。
※各馬の戦績は更新日現在です。
現存する日本歴代最強馬ナリタブライアンの孫たち
ハーツジュニア(高知競馬)
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | ||
アイリッシュダンス | トニービン | |
ビューパーダンス | ||
エリーナ | ナリタブライアン | ブライアンズタイム |
パシフィカス | ||
シャトルサング | Seattle Slew | |
サング |
高知競馬所属(88戦17勝)中央競馬所属時代(22戦2勝)は500万クラス(現名称は1勝クラス)まで勝ち上りました。しかし、地方では17勝するも重賞勝ちには縁がなく約1年半も勝ち星から遠ざかっていましたが、2023年1月31日にBCクラス混合レースにて単勝9番人気ながら激走を見せてくれ、見事優勝しました!11歳まだまだ孫の代表として走ってくれています。ただ、そろそろ功労馬として余生を送ってほしいと思います😢
なお、馬名は父の代表産駒となってもおかしくないほどカッコいいです。
レターマン(川崎競馬)
ヴァーミリアン | エルコンドルパサー | Kingmambo |
サドラーズギャル | ||
スカーレットレディ | サンデーサイレンス | |
スカーレットローズ | ||
ブライアンズレター | ナリタブライアン | ブライアンズタイム |
パシフィカス | ||
パーソナルレター | Mr. Prospector | |
Tea At Five |
川崎競馬所属(43戦3勝)2022年の4月に3勝目を挙げて以降、勝ち星が遠ざかっています。しかし、まだまだCクラス。父はダート界の一時代を築いた名馬。何とか父のように地方で勝ち星を量産する競走馬になってほしいですね。7歳など地方競馬では若い方です。中央からやってきたオジウマたちにも負けるな!


半姉のブリリアントレター(牝8、父スマートファルコン)は現在、繁殖牝馬として過ごしています。


曾孫誕生も待ち遠しいですね。
ベアーズレター(笠松競馬)
トーセンホマレボシ | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
エヴリウィスパー | ノーザンテースト | |
クラフティワイフ | ||
ブライアンズレター | ナリタブライアン | ブライアンズタイム |
パシフィカス | ||
パーソナルレター | Mr. Prospector | |
Tea At Five |
笠松競馬所属(56戦3勝)半兄のレターマンに続いて2022年6月末に9番人気で1着を取りました。そこから4勝目が遠いです😢 ちなみに馬名『熊さんの手紙』が可愛いですね。


母ブライアンズレターは、ナリタブライアン産駒として唯一のオープンクラスまで勝ち上がった競走馬でした。


エリザベス女王杯に2回出走している実力馬です。
ステルク(船橋競馬)
ワールドエース | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
マンデラ | Acatenango | |
Mandellicht | ||
ソフィーズローズ | ナリタブライアン | ブライアンズタイム |
パシフィカス | ||
スカーレットブーケ | ノーザンテースト | |
スカーレットインク |
大井競馬所属(14戦1勝)門別競馬所属時は6戦0勝だったものの船橋に移籍後の初レースにて勝利。そして現在では大井競馬に移籍しています。まだまだ、これからと信じ今後に期待したいです。



母ソフィーズローズは、あのダイワメジャーとダイワスカーレットのお姉さんです!



父ワールドエース(父ディープインパクト)は、2021年の天皇賞・春を勝ったワールドプレミアの全兄であり、日本ダービーでは1番人気になったほどの競走馬です(結果はディープブリランテの4着でした)
よって、ステルクの父方のお祖父ちゃんがディープインパクト。母方のお祖父ちゃんがナリタブライアン。血統背景だけを見れば三冠馬の混在。まさに日本の最強血統です。
しかし、血統通りに走らないのが競馬であり、競馬の面白いところでもありますが、競走馬の世界でも理想と現実は掛け離れ厳しいですね。
セブンスレター(中央競馬)
コパノリッキー | ゴールドアリュール | サンデーサイレンス |
ニキーヤ | ||
コパノニキータ | ティンバーカントリー | |
ニホンピロローズ | ||
ブライアンズレター | ナリタブライアン | ブライアンズタイム |
パシフィカス | ||
パーソナルレター | Mr. Prospector | |
Tea At Five |
現役の孫の中で唯一の中央競馬(美浦・武井厩舎)所属馬でしたが、先日キタノファルコンが中央でデビューしましたため唯一の存在ではなくなりました。
2022年1月30日にナリタブライアンの孫として実に4年振りとなる中央競馬での勝利を果たしてくれました😃
その後の3戦は鳴かず飛ばずときていますが、このままじゃ終わるわけない~♪


歌詞パクってるやん!
父はダート界で7歳時にGⅠを勝った競走馬でした。まだまだ、先は長い。きっと父同様の成長力で栄光の未来が待ち侘びていると信じています。
そして、2023年3月26日に天白川特別(2勝クラス ダート1900m)にて4番人気でありながら見事3勝目を挙げ、 いよいよオープンクラスが見えてきました! 現在13戦3勝!
キタノファルコン(中央競馬)
タリスマニック | Medaglia d’ Oro | El Prado |
Cappucino Bay | ||
Magic Mission | Machiavellian | |
Dream Ticket | ||
ソフィーズローズ | ナリタブライアン | ブライアンズタイム |
パシフィカス | ||
スカーレットブーケ | ノーザンテースト | |
スカーレットインク |
2020年6月2日生。美浦・高橋裕厩舎所属。おそらく母の父ナリタブライアンの血を持つ最後の産駒と言われています。父は2017年の米国ブリーダーズカップターフGⅠを勝ったダート巧者。母は上記で紹介したメジャー&スカーレットのお姉さん。2022年のクリスマスに中山ダート1200mでデビューしましたが、16頭中14番人気で15着。ほろ苦いデビュー戦となりました。しかし、無事にデビューしてくれたことが嬉しいです。まずは1勝を目指して頑張ってほしいです。
クリスタル(船橋競馬)
ペルシャザール | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
マルカキャンディ | サンデーサイレンス | |
ジーナロマンティカ | ||
ミズホ | ナリタブライアン | ブライアンズタイム |
パシフィカス | ||
オットム | Shirley Heights | |
Hayloft |
最後に唯一の牝馬クリスタルですが、船橋競馬所属(17戦1勝)のまま1年間以上レースに出走していませんので、詳細は不明です。
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さて、今回は希少価値あり。現役で走っているナリタブライアン孫たちを紹介させていただきました。
現状を考えるとこの先、孫たちが大きなレースに勝利することは厳しいかも知れません。それでも私に競馬の浪漫と面白さを教えてくれたナリタブライアンの血が通った仔たちを応援し続けます。
そして、例え5代先でもいい、いつしか日本歴代最強馬ナリタブライアンの血を受け継いだ仔が大レースを勝利する日を夢見続けてたいです。
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