名牝ダンスインザムードの息子は神の馬だった!
※本ページはプロモーションが含まれています。
神の馬と言えば、無敗でしかも超最短で欧州三冠馬となったラムタラが思い出されるでしょうか。
しかし、日本にも神の馬が存在します。
京都市内の由緒ある神社、上賀茂神社。そこで神様にお仕えする馬として、選ばれた元競走馬が奉仕するわけですが、約10年ほどでお役御免となります(高齢になるため)
そして、昨年の6月に神山(神の馬の呼び名でしんめと読みます)7世(7代目ですね)として奉仕し始めたのが、マンインザムーンという芦毛の元競走馬です。
マンインザムーンの血統背景を見てみると父がチチカステナンゴ、母は桜花賞馬ダンスインザムード。
これまた、オールド競馬ファンなら懐かしい馬名ですよね、ダンスインザムード。かつて天才少女と呼ばれ、デビューから4連勝で桜花賞を制覇。その後は、日本や米国のGⅠでも活躍を見せ、惜しまれつつも引退した名馬でした。
ダンスインザムードは、競争成績も素晴らしいものでしたが彼女には、もう1つ凄いことがあります。
なになに?
それは、全姉はオークス馬ダンスパートナー。全兄は菊花賞馬のダンスインザダークなんです!
それは大半が知ってるでしょ。
案の定、知ってるわ!と突っ込まれましたが、
とにかくサンデーサイレンスとの間に生まれた、この兄弟姉妹を生んだお母さんのダンシングキイが素晴らしいです。3頭ものGⅠ馬を輩出。日本を代表する名牝といっても過言ではないくらい誰もが認める名牝です。
そんな凄いお母さんや叔父さんと叔母さんを持ちながら、神山7世となったマンインザムーン様(神の馬なので、ここからは様を付けます)ですが、なんと競争成績はさっぱりでした。
生涯成績は21戦2勝。気性が荒かったのか引退前には、煽馬となりましたが、それでも結果を出せずターフを去ることになりました。
引退後は、すっかり大人しくなったのか誘導馬として約5年間を過ごし、昨年の6月に神の馬として選ばれたのです。
父方に似て芦毛だったのが、幸運だったのかも知れませんね。
実際、神の馬に触れてみると、あの大種牡馬サンデーサイレンスの血が歴と流れている。と思うと深く感動しました。そして、とにかく大人しい。また、人参をボリボリ食べる姿が、何ともいえないくらい愛くるしかったです。
興味のある方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。毎週日曜日に奉仕されるそうです。
これから先10年ほどは、神山として奉仕するマンインザムーン様には、いつまでも元気で競馬ファンのみならず、多くの方に勇気と感動を与え続けていただきたいですね。
コメント