あの伝説の名馬と同じ道のり? 過去30年で前例なしも…ルメールの神騎乗でドゥレッツァが菊花賞を制覇!(菊花賞2023)【週刊競馬ニュース】

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あの伝説の名馬と同じ道のり? 過去30年で前例なしも…ルメールの神騎乗でドゥレッツァが菊花賞を制覇!(菊花賞2023)【週刊競馬ニュース】

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22日、3年ぶりの京都開催となった菊花賞(G1)は、4番人気のドゥレッツァ(牡3、美浦・尾関知人厩舎)がC.ルメール騎手を背に逃げ戦法から2週目では4番手に下げ、直線では再び先頭に立ち最後は後続に3馬身半を突き放して勝利した。
なお、2着には2番人気でダービー馬のタスティエーラ、さらに1馬身半差には1番人気で皐月賞馬のソールオリエンスが入った。勝ちタイムは3分3秒1。

「馬がとても元気で、すぐ前の方に行ったので逃げた方がいいと思いハナを切る判断をしました。3、4コーナーの手応えはよく、直線を向いてからまた加速して、勝てると思いました」と鞍上のルメール騎手がコメントしたようにレースでのコーナー通過順位は「1-1-3-2」…まさに”ルメール・マジック”ともいえる大外枠から変幻自在な手綱捌きだった。
しかも
5戦連続となる上がり最速の末脚を披露、これでは後続が追いつけないのも致し方ない。

そんなドゥレッツァは、昨年の秋にデビューするも春先には爪を痛め、さらには傷腫れの影響から2度も予定していたレースを回避するなど春のクラシックには縁がなかったが、これで未勝利戦から破竹の5連勝、重賞初挑戦でG1制覇となった。

過去30年では前例なし…

先述の通り、ドゥレッツァは今回の菊花賞が重賞初挑戦で初勝利となったが、この離れ業は過去30年でみても前例はない。

それだけに、ドゥレッツァが如何に凄い離れ業を成し得たと思うと、世代の中で「もっとも強い馬」だったとしか言いようがないのだろうか。

しかし、その裏付けとなる1つの要素として血統面が考えられる。ドゥレッツァの父ドゥラメンテは一昨年の菊花賞を勝ったタイトルホルダーを輩出しており、母のモアザンセイクリッドも現役時代には芝3200mのオークランドC(当時G1)で3着に入る実績を持っていることから、長距離は大歓迎の血統背景。そう考えれば「もっとも強かった馬」に等しいのかも知れない。

さらに遡れば、あの伝説の名馬と同じ道だった?

過去30年を振り返れば、重賞初挑戦での菊花賞制覇は、初の快挙となったわけだが、さらに振り返ってみること33年前の1990年にメジロマックイーンがその偉業を達成していた。

メジロマックイーンといえば、嵐山S(現在の3勝クラス)2着から菊花賞を制覇し、翌年の天皇賞・春(G1)では、父子3代制覇の偉業を達成するなど、昭和を代表する名ステイヤーだった。
また、その血は、ブルードメアサイアーとしても多くの活躍馬に継承している日本歴代最強馬の1頭だ。

そんなメジロマックイーンと同じ道のりで離れ業を披露したドゥレッツァだが、レース後、管理する尾関調教師は「ここまで見れば、チャンピオンディスタンスで走れる馬だと思います。香港にも登録していますが、今後は馬の様子を見て、オーナーと相談して決めたいと思います」とコメントしているように幅広いレース選択ができることは何よりも心強いと思われる。

それだけにドゥレッツァには、メジロマックイーンのような歴代最強馬と呼ばれる活躍を期待せざるを得ない。そんな今年の菊花賞は「もっとも強い馬」に相応しい、将来性が楽しみな1頭が現れたのではないだろうか。

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