「不思議な縁を感じる」史上初の父子3代制覇に向け、かつてライバルだったサトノダイヤモンドの仔でマカヒキ陣営は菊奪取となるか?【週刊競馬ニュース】
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10月15日に行われた秋華賞(G1)でリバティアイランドを勝利に導き、史上7頭目となる牝馬三冠を達成。今や誰もが認める日本のトップジョッキーとなった川田将雅騎手。
その川田騎手は、今から7年前の第83回 日本ダービー(G1)を3番人気だったマカヒキで初勝利を飾っている。
マカヒキを管理した友道康夫調教師は、今日まで日本ダービーを3勝(マカヒキ・ワグネリアン・ドウデュース)している関西屈指の名トレーナーだが、マカヒキとの勝利が、川田騎手と同様ダービー初勝利となった。
そんな7年前の日本ダービーを制した友道&川田コンビが、22日に行われる菊花賞(G1)にサトノダイヤモンド産駒のサトノグランツ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)で挑むことになった。
史上初の父子3代制覇に向けて
「不思議な縁を感じますね」
そう語るのは、当時マカヒキの調教助手だった大江調教助手。
それもそのはず。
かつてマカヒキの最大のライバルとして立ちはだかったのが、サトノダイヤモンドだからだ。
特に先述した日本ダービーでは、写真判定の大接戦を演じ僅かハナ差での勝利となっただけに、ライバルとして申し分なかっただろう。
そのサトノダイヤモンドを父に持つサトノグランツは、先月の24日に行われた菊花賞トライアル・神戸新聞杯(G2)を1番人気に応える形で勝利。京都新聞杯(G2)に続き、自身2度目の重賞制覇。その勝利は、祖父ディープインパクト、父サトノダイヤモンドに続き父子3代制覇となった。
ちなみにその後、ディープインパクトは2005年に、サトノダイヤモンドは2016年に菊花賞を勝っている。
現在、種牡馬として低迷しつつあるサトノダイヤモンド。その産駒の中で、唯一重賞勝ち馬の本馬は、父の汚名返上を一身に背負っている。そのため、サトノグランツにとって菊花賞制覇は、G1初勝利だけではなく、日本のクラシック史上”初の父子3代制覇”と”父の名誉回復”に繋がる大事な一戦となるだろう。
マカヒキ陣営は菊奪取となるか?
「サトノダイヤモンドの子どもで菊花賞に向かうこと、それにジョッキーはマカヒキのパートナーとして一緒に鎬を削った川田将雅騎手。いろんな縁が折り重なって菊花賞に向かうっていうのは、本当に競馬って面白いし、様々な縁があるなと思います(netkeiba.comより抜粋)」
サトノグランツに対して、このように語った大江調教助手。
今年の菊花賞は、二冠馬の参戦を除くと皐月賞馬と日本ダービー馬が揃って出走するのは、2000年のエアシャカールとアグネスフライト以来、実に23年ぶりとなる。
しかし、皐月賞馬ソールオリエンスは前哨戦のセントライト記念(G2)で2着に敗れ、日本ダービー馬のタスティエーラはダービーからの直行となり長期休養明けで不安視を否めないため、絶対本命不在のレースとなりつつある。
「(神戸新聞杯が)いいパフォーマンスだったので、菊花賞に向けて自信を深めたレースでした」
大江調教助手が、前走をそう振り返っているだけに、G1未勝利ながらも皐月賞馬と日本ダービー馬に対して一歩もヒケを取らない。
それは、19日現在、『netkeiba.com』が公開している単勝オッズが皐月賞馬・ダービー馬に続き、それほど大きな差のない3番手評価が物語っているのではないだろうか。
果たして、マカヒキ陣営は、かつてのライバル馬の仔で、その栄冠を勝ち取れるか――新生”淀の3000m”に注目したい。
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